2014年7月15日火曜日

沈まない方法。





さて、旅の話のつづきです。
(前回はこちら→ 石垣島で仲間に出会う



今回、感じたことが多過ぎて、
ほんとに何から書けばいいやら、って感じですが・・・

で、何しに行ったの?

っていう方は、よかったらこちらをどうぞ。
(主催者:河野美沙ちゃんのブログ→コウノミサのOH!はっぴ~でいず☆


ワークショップの内容など、大事なところは彼女にまかせて、
わたしは本筋とは関係ない話を書いていきます(笑)






今回、人生で二度目のシュノーケリングをしました。


そもそも海に入るの自体、何年ぶり?!っていうくらいで、
泳ぎも得意じゃないし、恐々とシュノーケリングセットを装着・・・


「大丈夫!そんな難しくないから!」

「海の中に入ったら自然に浮くから!!」


という周りの言葉を信じて、
見よう見まねでエイッ!ともぐってみたら・・・



まー、沈む沈む(笑)


浮かないし!
ゴーグルからめっちゃ水入ってくるし!

こ、恐い!!(ヽ´Д`)


と、必死にもがく私に、


「あごを引いて、自分の呼吸の音に集中してみて。」

と教えてくれた人がいました。
みさちゃんの旦那様の  こーちゃん こと、河野雅さん(ナイスガイ)。


そんなばかな、ただでさえ沈むのに、
下向いたらもっと沈むじゃん!
・・・と密かなる反発心を抱きつつ(笑)、
もうどうしようもないので言われたとおりにしてみました。


あごをぐっと引き寄せて、とにかく自分の呼吸を聞いてみる。


すー、はー。すー、はー。


・・・・・・。



し、沈んでない(?*´Д`*?)



不思議なことに、
別に何もしてないのに、呼吸してるだけなのに、
沈むどころかどんどん身体が軽くなって、
そのうち水中にぷかりと浮かびはじめました。


ああ、何もしてないのに楽ちんだ。。



(関係ないけど行きの道で亀がいたよ)



そこでふと、気づきました。


私、水中で周りの人を見過ぎてたんです。


どうやって泳いでるのか、今どこにいるのか、
自分は置いていかれないか、遅れていないか。

気になって気になって、
いつの間にか視線が上がって、あごが上がってたんですね。

そうすると自然に頭も上がるから、反対に腰部が落ちる。
スキーで言ったらへっぴり腰の状態です。
何の不思議なこともなく、そりゃ沈みますわ。。


そして、同時に思いました。

ああ、これは普段の自分だ・・・。


他人が気になって気になって、
自分と比べては焦って、置いていかれないかと必死ないつもの私。


だから沈むんだ(笑)


もっと楽に、もっと簡単に上手くいく方法がある。
あごを引いて、自分の呼吸に集中する。以上。


つまり、ただ、今ここで、自分と共にいる、ってこと。
こんな単純なこと・・・。


海の中で学んだ新しい方法を試すうち、
だんだんと慣れてきて、わたしは次第に楽しくなってきました。


鮮やかな青い小魚たち、
ニモのような黄色と黒の美しい縞模様、
時おり姿を現す大きな魚のような、あれは何だろ・・・



ひとりで夢中になっていたらゴーグルがごちんとぶつかって、
気配で仲間がすぐ近くにいるのがわかりました。
なんだ、必死に見ようとしなくても大丈夫だ。
私だけ置いていかれたりしないし、みんなここにいる。


そうだよ。

はじめから、焦る必要なんてなかったんだ。
だって、私たちはこの世界を一緒に楽しみにきたんだもの。


と、その時ようやく気づいたのでした。



(つづく)





ちなみに写真は私が撮ったものではなく、
全てこの旅のスーパーカメラマンによる作品です。感謝。



0 件のコメント:

コメントを投稿