2014年2月8日土曜日

嫌われる勇気






先日、私のブログは話が長い
というご叱咤をいただきました・・・

いやー、うすうす自分でも思ってたよネ!☆

苦手なんですよね、短くまとめるの。
でも、引き算の美よね。

というわけで、これからはできるだけ簡潔な文章を心がけたいと思います。
・・・できるかわからないけど(ぽそっ



さてさて。

学生時代、「休む勇気」という言葉が好きでした。


<用例>

A:「今日のナイター(スキーの夜練)行く?」
B:「うーん、あんまり体調よくなくて… 疲れも溜まってるし…」
A:「雪も超降ってるしね…」
B:「そういう日に無理して滑っても、怪我したりして逆によくなかったりしてね」
A:「そうだよねー。思いきって今日は休んで、明日からがんばるっていうのも…」
B:「ありだよね。気持ちに逆らうのもよくないよね…。
   …うん、決めた、今日は休もう!」
A:「私も!」

A・B「…休む勇気!!



・・・だめな人たちの会話(笑)

しかしこの言葉、便利で。
変な明るさがあって、 好きだったなあ。
ていうか今も好きだけど、なるべく仕事には使わないように気をつけている。


で、


ここまでの話とは全く関係なく、本題です。
(こういうの書くから長くなる…笑)


前回のブログで書きたいと言っていた本について。
そのタイトルが



嫌われる勇気』。



本屋で見かけた時、「休む勇気」を思い出して、
つい手にとっちゃったんです。

わたしは人に嫌われるのほんとに嫌いなので(笑)、
ぎくっとしたところもあり。



・・・これは、伝わらないだろうなーと思いながらも一応書きますが、


・フロイト、ユングの名前が出ていて(心理学)

・ソクラテス、プラトンの名前も出ていて(哲学)

・自己啓発系の本の作者に影響を与えた考え方だと書かれていて
(『人を動かす』のD.カーネギー、『7つの習慣』のスティーブン・コビーなど)

・ギリシア哲学でおなじみの「対話篇」風に、物語形式になっていて

・「ゴルディオスの結び目」とか、なんか神話っぽい言葉が載っていて

・伊坂幸太郎が帯を書いている!


・・・これだけで私にはもうヨダレものの条件揃いで、


買うしかない!!


と衝動で購入。


いかにも難しそうな本と思われるかもしれませんが、
ですます調だし、文字大きいし、イラスト入りだし、
感動するくらい読みやすいです。

ちょっとずつ読んでも一週間かからないくらいで読めて、
読み終わった後、思わず拍手した。

この本一冊だけで人生が変わるとか、
そんなことはない(それはあり得ない)と思うけれど、
少なくとも、何かがはじまる。
そんな気がした。


これは本の紹介の難しいところですが、

たとえわたしがものすごく感動したとしても、
それは今の自分がこのタイミングで読んだからこそ届いたことかもしれなくて、
他の人も同じように感動できるかは分からない。


結局、人は自分のタイミングで自分に必要なものを手に入れる。
そういう風にできているから。


だから、全ての人にお勧めできるかは正直分からないけれど、
もし次の言葉になんとなーく引っかかるところがある方は、
本屋ででもチラッと覗いてみてください。
今、たぶんいっぱい売られてるんで。



「世界はどこまでもシンプルである」

「人は今日からでも幸せになれる」

「ひとりの例外もなく、いまこの瞬間から人は変われる」

「大切なのはなにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかである」

「自由とは他者から嫌われることである」

「わたしが変わったところで、変わるのは『わたし』だけ」

「人は、ほめられることによって『自分には能力がない』という信念を形成していく」

「人生における最大の嘘、それは『いま、ここ』を生きないこと」



・・・面白そうじゃないですか?だめ?


もう少しちゃんと紹介しておくと、

この本は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、物語風にまとめた一冊とのこと。


わたしはアドラーのことは知らなかったけれど、
ここ数年で読んだいろんな本に書かれていることや、
新たに出会った素晴らしい方々が口にされていたこと、
それらと驚くほど同じことを言っていてびっくりしました。

日本であんまり有名じゃないのは、たぶん、思想が新しすぎたんだ・・・。


もう、たくさん胸を打たれるところがあって、
最後なんか思わず号泣したのですが(帯を書いた伊坂さんも泣いたと言っていた)、
とりわけ強く心を刺されたのはこんなところ・・・



と思ったけど、

さては長くなるなこれ!(;゚ロ゚)ハッ


というわけで、次回に続きます。
(そうか、長くなるときは2回に分ければいいんですね・・・)



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